①無断キャンセルや遅刻をしてくるお客さん
ネイルサロンにとってとても困るのが、無断キャンセルや遅刻をしてくるお客様です。
5分程度のわずかな遅刻ならまだしも、30分以上遅れてくるお客様も意外といるんです。
ひどい時には連絡なしで1時間以上遅刻してくるお客様も……。
こうした遅刻のお客様は、他のお客様の予約に影響が出るので、ネイルサロンにとって非常に迷惑です。
私の勤務するネイルサロンでは、連絡なしで15分以上の遅刻をした場合、キャンセル扱いとしていました。
無断キャンセルは遅刻と同様に、ネイルサロンだけでなく他のお客様にも迷惑がかかります。
そのお客様の時間をとることで、他のお客様の予約を断ったり、時間を調整したりすることもよくあります。
ですが、無断キャンセルされることで予約時間が無駄になり、お店にとっては損害になってしまうのです。
あまり遅刻や無断キャンセルが多いお客様は、ご予約をお断りするなどのペナルティがあることもあります。
②全然デザインが決まらないお客さん
ネイルサロンに来る時は、あらかじめある程度デザインを決めておいて欲しいのがネイリストの本音です。
もちろん、デザインの希望をお伺いする時に多少悩むのは大丈夫です。でも中には、施術を始めないと次のお客様の予約に支障がでるような時間になってもデザインが決まらない方もいます。
予約が詰まっている日には特に迷惑になるので、ネイルサロンに行く時は事前になるべく詳しくデザインを決めておいて頂けると助かります。
③ネイリストに無茶を要求するお客さん
ネイリストは、お客様にとって1番適した施術をご提案します。爪の状態が悪いお客様には、ジェルネイルを1回お休みしてカラーのみにするなど、爪をなるべく痛めないような配慮をしています。
しかし、中にはカウンセリングで爪の状態などを説明しても話を聞いていなかったり、いいからやってと言われることもあります。
そういうお客様はあとからクレームになることも多く、トラブルの元です。
また、メニュー外の施術を要求されるお客様もいますが、これも困りものです。
お店としては、他のお客様と平等にするため、全ての要求を受け入れられるわけではありません。
④スマホに夢中で施術中に手を動かすお客さん
施術中には、アートのミスに繋がるため、できる限り手を動かさないで欲しいです。
最近、施術中にスマホをいじっていて手を動かすお客様が結構いらっしゃいます。
特に、ゲームに夢中になっていて急に手を動かす方がいますが、細かいアートをしている時に急に手が動くとネイルのミスに繋がります。
施術中にはできるだけスマホを触るのはやめて、手を動かさないようにして欲しいです。
⑤完成後にイメージと違うと文句を言うお客さん
私が実際経験した中で1番困るのが、完成した後に「イメージと違う」と言われることです。
対応できる範囲の修正はなるべく行いますが、デザインを全てやり直して欲しいなどのクレームもありました。
その時はあとの予約が詰まっていたため、後日追加料金でやり直ししましたが、こうしたクレームは非常に厄介です。
トラブルを防ぐために、施術前に写真などでイメージを伝えることや、イメージの違いでのやり直しについての制限などをお客様に伝えました。
デザインに関するトラブルは、ネイリストとお客様の間で非常に起こりやすいです。お客様の方でも、具体的なイメージを施術前にまとめてくれると助かります。
ネイルサロンには様々なお客様がいらっしゃいます。こちらのミスによる正当なクレームならもちろん受け付けますが、理不尽な要求やワガママ、お客様都合での予定変更などは対応できないことをわかって頂きたいです。